例の翻訳学校…<翻訳ってナニ? 語らう会スペシャル>2

真栄里
地図が読めなくても困らないし。
Y
だよね~。
RIE
スーパーとか行って駐車場に止めた車のところ行くときなんか面白いんですよ!

彼女
なになに~
RIE
店を出る前から周囲をきょろきょろして、店出ても右左や後ろを見てるんです。
めっちゃ怪しい人。
職務質問されるくらい(笑)
彼女
何してるの?
RIE
店に入ってくるときと風景が違うじゃないですか、だから入ってきたとこだったかをチェックしているんですよ。
体も反転したりして、入ってきたときの向きになったりしてます(笑)
後ろ向きで前に進んでいる…
意味不明でおかしくておかしくて。
そこまでしても間違えたりするのを見ると、動画に撮っておかないと、と思うんですけどねぇ。
彼女
今度絶対に撮影して!見たい(笑)
真栄里
もういいか?
ちなみに俺が周囲を見ているのは不審者がいないかのチェックだ!
RIE
追われてるんですか(笑)
不審者の発見は、警察の仕事です。
先生の仕事は、自分の車にたどり着くことですから!
真栄里

あ~、ところで、最近の翻訳業界をにぎわせているあの話題、収束することを知りませんねぇ…
Y
あ~、あの例の翻訳学校ですね。
翻訳祭にも教え子を引き連れて会場に来てましたよ。
真栄里
らしいですね。
翻訳業界は今機械翻訳の問題と、その問題の2つで頭が痛いですね。
彼女
いい加減なことを教えている翻訳学校ですよね。
なんでそんな学校にひっかかっちゃうんだろう?
RIE
簡単に自宅で副業できます!
なんてことないのに。
翻訳を馬鹿にしすぎですよね。
真栄里
そうなんだよ。
簡単な仕事は世の中にはない。
皆その道で仕事をするので一生懸命なんだから。
自分だけは楽に仕事をすることができると思うのがそもそもおかしい。
RIE
でも、その気持ちを煽って高額な受講料で適当なことを教える側が一番問題ですよ。
真栄里
まぁな。
ただ、楽して仕事したいという需要と楽して仕事できる方法教えますという供給が合致してしまう…
RIE
そこは、経済の論理ですからしょうがないですよね。
そもそも、そういう学校があることでどういう不利益が誰に生じるんですか?
真栄里
まずは、受講生に不利益が生じる。
高額受講料を支払ったのに仕事がない…
RIE
それは受講生の問題であって先生には影響ないですよね。
その講座のおかげて能力を伸ばして仕事を獲得する受講生も出てくるでしょうし。
真栄里
成功する受講生もいるだろうな。
だが、全体として質の悪い翻訳者養成校が出てくると、業界を潰しかねない。
Y
そうなんですよね。
質の悪い翻訳者が低額で翻訳を受けると他の翻訳者にもそれが波及して業界全体の翻訳額の低下を招き、質を維持することができなくなるんですよねぇ…
要は、翻訳者が生活できなくなる…
彼女
いい質の翻訳を希望するクライアントの要望に応えらるような翻訳者や翻訳会社が生き残っていくわけね。
真栄里
経済理論ではそうなんですが、理論通りにいくとは限らないわけで。
RIE
はっ!
「悪貨は良貨を駆逐する」
真栄里
よく知ってるな。
まぁ、一言でいうと、そういうことになるな。
結局、最終的に不利益を被るのはクライアントなんだよなぁ。
Y
ですよね。
良い訳文が欲しいのに手に入らないという…
RIE
ということは、世の中的には翻訳業界は不要ということになります!?

---次話へ続く---

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日頃からのご支援、誠にありがとうございます。
少しでも多くの方に読んでいただきたく、下記のブログに参加しております。
応援クリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です