リーガル翻訳士の裏側・1

リーガル翻訳とは?

 リーガル翻訳とは、法律・法務に関する翻訳のことです。
 分かりやすい例だと、売買契約書の翻訳です。
 翻訳には、日本語から外国語へ、外国語から日本語へがあります。
 【(株)英文契約サポートセンター沖縄】では、主として日本語と英語を対象としていますので、
 【日→英】

 【英→日】
を扱います。

リーガル翻訳士って?

 リーガル翻訳士って何をしているのだろう?
 そうお思いの方!
 答えは簡単です。リーガル(法律・法務)分野の翻訳をしているのです。
 それはそうですよね。要するに、翻訳者の中でも、リーガル(法律・法務)分野を専門分野としている翻訳士なのです。

翻訳って、横文字(縦文字)を縦文字(横文字)にするだけ?

 【(株)英文契約サポートセンター沖縄】では、英語を日本語に、日本語を英語に翻訳するのですが、人によっては、翻訳って、
 「文字の置き換えでしょ?」
 と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。


 たしかに、文字の置き換えで済む部分もあります。
 たとえば、住所であったり、日付であったり…。
 ただ、これらも単に日本語を英語へ、英語を日本語へ置き換えればいいというわけではありません。
 日本では、日付は、たとえば、次のように表記します。


 「2017年11月7日」


 では、英語ではどう表記するのでしょうか?


 [2017/November/7]


ではないことは確かです。
 では、どう表記するのかというと、


 [7th November, 2017](イギリス式)
か、
 [November 7, 2017](アメリカ式)


です。
 日付1つをとっても縦文字を横文字に変換することが翻訳ではないことが分かっていただけるかと思います。
 翻訳対象の文書をアメリカ合衆国の人々へ提出するのか、イギリスの人々へ提出するのか、によりアメリカ式とイギリス式を使い分ける必要があります。
 さらに言えば、アメリカでもイギリスでもない国であっても、旧イギリス領だったのか、アメリカ合衆国の影響が強いのか、などの基本情報を調べる必要があります。世界史にもかかわってくる事柄です。
 日付1つでそこまで調べるのが私たち翻訳士なのです。

ネット化時代

 今や、インターネットが高度に発達しており、パソコン1台あれば自宅に居ながら世界中の様々な情報に接することができます。
 しかし、ここに1つの盲点があります。
 それは、何が問題なのか?を知っていなければインターネットは役に立たない、ということです。
 何が問題なのか?を知っていれば、あとは調べるだけで大抵のことは解決するでしょう。
 しかし、何を調べたらいいのか分からない状態ではどうしようもありません。


 たとえば、「婚姻」とは、日本では、異性間でのみ成立すると考えられています。
 その日本の考えを翻訳の際にも当然と考えていると、同性婚カップル間の法的に有効な婚姻を単に同居人と訳出することが起こりえます。
 「同性間の結婚を認める国ってあるのだろうか?」という疑問を持たなければ適切な翻訳をすることはできないことになります。
 ということは、翻訳士は、日本だけではなく、世界のことを少しでも多く知っておく必要があります。それが翻訳士の責務の1つだと思います。

株式会社 英文契約サポートセンター沖縄では

 私は、ロースクールを卒業した「法務博士(専門職)」で「特定行政書士」でもあり、かつ、「翻訳士(JTF)」でもあります。
 リーガル(法律・法務)翻訳分野に関しては能力的に自信を持っておりますので、リーガル(法律・法務)分野の翻訳については、私が代表取締役を務めております【株式会社 英文契約サポートセンター沖縄】までご連絡ください。迅速に見積りをお知らせいたします。

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