英文法とリーガル翻訳の結びつき<英文法探究編>suggest

英文法とリーガル翻訳

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英文法とリーガル翻訳
これは、不可分一体です。
正確な英文法の理解なくして翻訳はできません。表現の正確さが特に重視されるリーガル翻訳でも当然に正確な英文法の理解が求められます。

正確性の基礎

ここで、
英語の特徴はなんと言っても語順に厳しいということです。
「にてをは」という助詞がある日本語では、語順はかなり自由です。

  • 昨日、私は、自車を、運転しました。
  • 私は、昨日、自車を、運転しました。
  • 私は、自車を、昨日、運転しました。

などと自由ですが、英語だと、

I drove my car yesterday.

のみです。
これ以外の語順は間違いになります。
このように英語では語順が大切なのです。
ここで、[suggest]を検討したいと思います。

英文法とリーガル翻訳

SUGGEST

この[suggest]という動詞は、「〜を提案する」という意味です。
この語は、たとえば、

I suggest a plan to my parents.⭕️
[suggest + 案 + to 人]

という語順はとります。
ですが、
次の語順はとりません。

I suggest my parents a plan.❌
[suggest + 人 + 案]

なぜなのでしょうか?

それは、[suggest]という動詞の意味に答えがあります。
[suggest]=「〜を提案する」
ここで、「提案する」=案を提出する(差し出す)ことです。
この[suggest]という動詞の定義に既に「案」が組み込まれていて[suggest]と「案」は一体となって切り離せないほどの不可分一体の関係に立っています。
つまり、
[suggest + 案]でワンセットなのです。
ですので、
[suggest + a plan + to 人]
という語順を[suggest]はとり、
[suggest + 人 + a plan]という語順はとらない。
これは、語と語の結びつきの強さが語順に反映されているからです。

英文法とリーガル翻訳との結びつき

このように、語と語の結びつきの強さが語順に反映されているのですから、その結びつきを壊さないように翻訳をすることがリーガル分野でも必要になってきます。
強調としてのno moneyでもリーガル翻訳と正確性について検討しています。ご一読いただけると幸いです。

ECS リーガル翻訳

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