翻訳工程って?
翻訳工程というのは、広く捉えれば、翻訳業務の受注から納品までを含む過程のことを言います。
というのが大きな工程です。
それぞれの工程においてするべきことがあります。
受注
受注に至るまでにも複数の工程があります。
見積書作成が難航する場合があります。
やっかいなのは、PDFです。
翻訳業界では、英日の場合は○○円/word(単語)という単価で、日英の場合は○○円/文字という単価で翻訳料金を決めるのが通常です。
Wordでデータをいただいた場合は、Wordにword数や文字数がカウントされているので見積書を作成することは容易です。
ですが、PDFの場合そのままではword数や文字数をカウントすることができません。
OCR
[Enolsoft Co., Ltd.]
PDFの場合、OCRという作業が入ってきます。
OCR(Optical Character Recognition)とは、PDFなどの文書の画像を光学技術を用いてテキストデータに変換するソフトウェアのことです。無料と有料のOCRがありますが、通常は有料版のOCRの方が変換率が良いです。
ただ、有料版と言っても完ぺきではないのです。PDFをきれいなテキストデータに完璧に変換することを期待することはできません。原文のフォントやサイズ、図の有無などによりテキストデータ化することができない文字があるようです。読めない字に変換されていることが多々あるので最後は人の目で原文と照らし合わせてテキストデータ化する必要があります。word数や文字数をカウントするためにテキストデータ化するという作業が入ることがある点が「受注」工程の特徴です。
あまりに変換率が悪い場合、全てのword、文字をテキストデータ化していたのでは時間的にコストがかかりすぎますので、不十分ながらテキストデータ化されたテキストからword数や文字数をカウントします。正確な見積りにはなりませんが、やむを得ません。受注後に人の目で原文と照らし合わせてテキストデータを修正し、正確な見積りを出すようにしています。可能な限り増額はしません。
見積書発送後に翻訳の依頼が入れば「受注」となります。
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